米作り奮闘記
本日のブログは「2足のわらじ」さんからです。
お米作りに関するお話です。詳しくて勉強になりました( ..)φメモメモ
私の家では先祖代々受け継いでいる農地が有、稲作をしています。
今年も無事に新米が収穫出来ました。そんなお米が出来るまでの風景をご紹介致します。
種籾の品種は(あいちのかおり)です。JAとぴあ浜松へ発注して購入します。
ちなみに静岡県で作られている品種は色々有、キヌヒカリ、コシヒカリ、歓喜の風、にじのきらめき、にこまる、葵美人(もち米)など数種類から選ぶことが出来ます。
この辺では、あいちのかおりが一般的です。
●4月下旬
種まきの7日前に種子消毒を開始します。
テクリードCフロアブル、スミチオン乳剤を投入し、24時間漬け込みます。その後、水を入れ替え7日間。すると発芽します。
(水温が15℃X7日間)合計100℃が目安です。
●5月上旬
種まき開始
種まきから7日目で背丈が4cm程度まで
成長し、20日目には10cm程度になります。
種まきから7日間を緑化期、(ビニールトンネルで被覆し、直射日光を避け、高温多湿の状態を保ちます。)
その後、硬化期(被覆材を徐々に外し直射日光を当て外気に晒し硬く締まった苗に育てていきます。)
*この育苗箱1箱当たり25~30kg程度のお米が収穫できます。
●6月上旬 種まきから30日後
田植え作業開始
我が家では4条植え田植機で2日間掛けて田植えをします。
昨年度から社会人になった息子も手伝ってくれる様になり助かってます。
田植前に注意したいポイントが代掻きです。
トラクターにより、水田一面を均一にする作業が有りますが熟練度が必要で、腕の見せ所です。
タイヤの後を残さず水田から出る事に意識を集中させます。
田植と同時に行う殺虫殺菌剤を散布。
フルスロットル箱粒剤
(初期害虫)(いもち病)(紋枯病)を防除する。
ちなみに田植機を運転しているのは息子です。(笑)
●8月下旬
出穂期となり、お米となる花が咲き始めます。
花が咲き終わるタイミングで防虫剤
散布。
スタークル粒剤(カメムシ防除効果)(トビイロウンカ防除効果)
●10月上旬 種まきから155日後
稲刈り作業
我が家では2条刈りのコンバインで収穫作業をします。コンバインで刈り取り、脱穀、残った稲わらは全て切断、粉砕され排出します。
粉砕された稲わらは、肥料にもなり一石二鳥です。
収穫された籾は水分が多く含まれている為、その日のうちに乾燥機に投入し乾燥させます。
乾燥機ではコンピューター制御で水分を計測し(投入直後の含水率25%程度)を含水率15%にします。
乾燥が終わった籾は、籾摺機へ搬送され籾殻と玄米に分離されます。
軽くなった籾殻は風を送り集塵機へ飛ばされ袋へ収まる仕組みで、玄米は選別機に投入され、未熟米を取り除き31kgに詰めていきます。
本来1袋30kgが基本ですが、袋詰め後も自然乾燥し0.5kgほど減るからです。
この一連の作業が終了し、玄米で保存可能となります。
玄米は食べる時に精米して、白く艶のあるお米に変身します。